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発症(二)

話を戻しますが、

こりゃ119番だ! 救急車を呼ばなきゃ!

周りが見えず朦朧としていましたが、意識はあるのでそう思いました。

しかし、長年使い慣れたガラケーなら自分でテンキーを押して
119番にかけれたかもしれませんが、
iPhoneに変えたばかりで電話をかける画面を何にも見ずに出せない!
仮に出せたとしても画面を見ずに番号を押すことは出来なかったでしょう。

会社の電話の子機がズボンのポケットに入っていたのを
こんな時でも思い出し119番にかけようとしましたが、
この会社の電話も新しいタイプに変えたばかりで
何も見ずに手探りだけでテンキーを押すことが出来ない!

・・・こりゃ自分で119番に電話するのは無理だ!と諦めました。

ゆっくりゴロゴロ転がることは出来たので、部屋の入口まで行って
なんとか腕を伸ばし部屋の扉を開け、実妹の名前を呼び続けました。

すごいなオレ。と今更ながら思います。

このとき自宅にいたのは、私と実妹とたまたまいた息子。
私が居たのは2階の1室。ひとりでした。
実妹と息子は1階のリビングにいました。

自分ではかなり大きな声で実妹の名前を呼んだつもりですが、
さほど大きな声ではなかったようです。

実妹が階段を1階からのんきにのぼって来て、
私が倒れてるのを見つけて一言

「いやだ、なにしてんの」

いや、なにしてんのって・・・私お得意の冗談だと思ったそうです。

そりゃそうか。いつもおちゃらけてたもんな・・・
冗談なら良かったのにね。いや、ほんと・・・

その日、たまたまいた息子が実妹の後から階段をのぼって来て
瞬時に私が普通じゃない状態に気付き、
119番に電話をかけ、救急車を呼びました。

よくやった!

間もなく救急車が到着し、救急隊員の人達が私の元に来てくれます。
助かった。。そう思いました。

しかし、すぐには救急車に乗せてくれません。
救急隊員の人達に いろいろ質問されます。
「ご主人? ご主人? どうされました?」って

どうされました?って見りゃわかんだろ!倒れてんだよ!と思いましたが
助けて!お願い!の気持ちの方が大きかったです。(当たり前か)

「お名前は?」とか 「生年月日は?」とか 「今日は何月何日?」とか
いろいろ聞かれます。
朦朧としてるので、もうなんか遠くから聞かれている感じでした。
でもなんとか意識があるので答えます。

早く病院に連れっててくれ! 正直そう思いました。
すごく長い時間に感じました。
実際は大した時間ではなかったのでしょうね。
まぁまぁ意識があることを確認されてからようやく救急車に運ばれました。

家を出て救急車に乗せてもらうまでの少しの間、雨が顔に当たります。
雨が顔に当たる感触を忘れられません。
ものすごく冷たく感じました・・・

・・・

これは全然覚えていないのですが、後から息子に聞いた話です。
家の前で私が救急車に乗せられたあと、息子が救急隊員の人に
「なにかご主人の履物を用意してください」と言われ
家の中に戻ろうとしたとき、私が「あいふぉん」と言ったそうです。
どれだけiPhoneを大事に思っていたのでしょうね。
奥さんの名前や子供たちの名前を呼ぶわけでもなく「あいふぉん」って・・・
まぁ当然、息子は無視したそうですが。



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卯月 順正

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